あなたの職場にピッタリな業務用エアコンを徹底調査！
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株式会社シャインエアー公式HP：https://www.shine-air.co.jp/lease/（2021年11月時点）
ACNエアコン公式HP：公式HPには期間の記載はありませんでした（2021年11月時点）
霜取り運転はエアコンに欠かせない機能ですが、「なかなか終わらない」「頻繁に発生して部屋が暖まらない」といった状況になると、業務に支障をきたす恐れがあります。
この記事では、業務用エアコンの霜取り運転の仕組みや、終わらない・止まらないときに考えられる原因とその対策を分かりやすく解説します。
霜取り運転とは、室外機に付着した霜（氷）を溶かすために、エアコンが一時的に暖房を停止して行う運転モードです。
エアコンの暖房は、室外機を通じて外の空気から熱を取り込み、室内へ送る仕組みになっています。しかし、気温が5℃以下になると空気中の水分が結露して凍りやすくなり、室外機に霜が付着します。
霜が付いたままでは室外機が空気を十分に取り込めず、熱交換の効率が大きく低下します。そのまま運転を続けると、暖房の効きが悪くなるだけでなく、エアコンの故障につながる恐れもあります。
そのため、エアコンは自動的に霜取り運転（デフロスト運転）を開始し、熱交換器を温めて霜を溶かす仕組みになっているのです。
霜取り運転が始まると、次のような現象が見られます。
このような状態になると「エアコンが故障したのでは？」と不安に思う方も少なくありません。ですが、これは正常な動作であり、通常は5〜15分ほどで霜取りが完了し、その後は再び暖房運転が再開されます。
霜取り運転は通常5〜15分ほどで終了します。ところが、20分以上経っても温風が出ない、あるいは1時間に何度も霜取りが繰り返されることがあります。
このような状態が続く場合は、環境条件や使用状況、設備の状態などに何らかの問題がある可能性があります。ここでは、霜取り運転が終わらない・頻発する主な原因を紹介します。
霜は「気温」と「湿度」の条件がそろったときに発生しやすくなります。特に気温が0〜5℃前後で湿度が高い場合、霜がつきやすくなり、霜取り運転の回数も増えがちです。
一方で、－10℃以下の厳しい寒さでは空気中の水分量が減るため、かえって霜取りの頻度が少なくなることもあります。つまり「気温が低ければ低いほど霜がつく」というわけではないのです。
エアコンの設定温度が高すぎると、熱交換器が冷えやすくなり、霜が付きやすくなります。たとえば室内を28℃や30℃に設定していると、エアコンは強い負荷で運転を続け、外気との温度差も大きくなるため、霜が発生しやすい状況が生まれます。
暖かくしたい気持ちは理解できますが、設定温度を適切に保つことが霜取り運転の頻度を抑えるポイントになります。
室外機の吸込み口や排気口がふさがれていると、空気の循環が悪くなります。すると霜が発生しやすくなるだけでなく、霜が解けにくくなるため霜取り運転が長引く原因になります。
このような状態では、霜取りをしてもすぐに再凍結してしまい、霜取り運転が繰り返し発動してしまいます。
エアコンのフィルターや熱交換器にホコリや汚れが溜まっていると、暖房効率が低下し、余計な負荷がかかります。その結果、熱交換器が冷えやすくなり、霜が付きやすくなるだけでなく、霜取り運転の回数が増える原因にもなります。
工場や体育館、介護施設などのように空間が広すぎると、エアコンの暖房が効きにくいことがあります。そのような場所では、エアコンが長時間にわたり高出力で運転を続けるため、室外機に大きな負荷がかかり、霜が付きやすくなる原因となります。
さらに空気が滞留しやすく、温度ムラも発生しやすいため、センサーが「まだ暖まっていない」と判断して必要以上に運転してしまうケースがあります。
エアコンの設定温度が高いと、室外機の熱交換器が冷えやすくなり、霜が付きやすくなります。そのため設定温度を1〜2℃下げるだけでも、霜取り運転の回数を減らせる可能性があります。
特に25℃以上の高めに設定している場合は、冬季の推奨温度とされる20℃前後（環境省の基準）に近づけると効果的です。
ただし寒さが気になる場合は、次に紹介する補助策を併用して暖かさを保ちましょう。
暖かい空気は天井付近にたまりやすく、床まではなかなか行き渡りません。そこでサーキュレーターや扇風機を使って空気を循環させると、部屋全体が効率よく暖まります。
さらに、オイルヒーターやパネルヒーターなどの補助暖房を併用すれば、エアコンの負荷を減らすことができ、霜取り運転に入る回数を抑えられる可能性があります。
室内機や室外機のフィルター掃除も、霜取り運転の対策として有効です。フィルターが詰まっていると吸排気の効率が落ち、暖房能力が低下するため、エアコンが過剰に運転して霜が付きやすくなります。
汚れがひどい場合や内部の分解洗浄が必要な場合は、無理に手を入れず、専門業者に相談するのがおすすめです。
霜取りが終わらない原因として多いのが、室外機の周囲に雪が積もっていたり、荷物で通気がふさがれていたりするケースです。
これらをチェックし、安全に手が届く範囲で除雪や清掃を行うことで、霜取りが改善される場合があります。ただし、凍結による転倒や感電のリスクもあるため、無理のない範囲で行うことが大切です。
室外機が風通しの悪い場所や日陰、あるいは地面に直置きされていると、霜が付きやすくなります。さらに、積雪や凍結で吸気口がふさがれると、霜取り運転が長引きやすくなるのも問題です。
これを防ぐには、室外機を高い位置に設置し直したり、日当たりの良い場所へ移動したりするのが効果的です。また、防雪フードを取り付けて雪の侵入を防ぐ方法もあります。
ただし、設置環境の変更には配管の延長や壁面への取り付け工事などが必要になるため、専門業者に相談することを前提に検討しましょう。
霜取り運転が頻発して困っている施設では、寒冷地仕様のエアコンに切り替えることが抜本的な解決策となります。これらのモデルは氷点下でも安定して稼働できるよう設計されており、霜が付きにくいだけでなく、霜取り運転中も暖房を止めずに運転を続けられる機種もあります。
通常の業務用エアコンと比べると価格は高めですが、霜による暖房停止や電力ロス、利用者の不満といったトラブルを大幅に減らせるため、長期的に見ればコスト以上の価値が期待できます。
特に降雪量の多い地域や、屋外気温が氷点下になる日が多い施設では、導入を検討する価値が高いでしょう。
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